JBoss4.0 のセットアップ on FedoraCore5


zipアーカイブを展開して配置するだけでもセットアップは完了するのですが、その方法は多くのサイトで説明されているので、ここではGUIインストーラを使用してのJBossセットアップを行ってみます。今回は、JBoss 4.0.3 SP1 を使用します。
調査中のところもあるので、間違いがあればツッコミお願いいたします

環境

備考

    • jboss.org のドキュメント「JBoss 4 Application Server Guide Code, release 4」を参考にしています。
    • (このドキュメントを参照するには、ユーザ登録(無償)が必要です)

セットアップ手順

  1. JDKのインストール
    • Java1.4 または 1.5 がインストールされている必要があります。コマンドラインから「java -version」を入力して確認します。
    • EJB3を利用するには Java1.5が必要です。また、AOPなどでアノテーションを利用するにも必要ですから、問題が無ければ、Java1.5をセットアップしておきましょう。
    • ここでは、Sunの J2SE5.0のJDK(1.5.0-06)を「/usr/local/jdk1.5.0_06」へセットアップしています【参考
    • JBossのサイトから最新のアーカイブをダウンロードします。
    • (今回は「4.0.3 SP1」のインストーラjboss-4.0.3SP1-installer.jar」をダウンロードします)
  2. JBossインストーラの起動
    • このインストーラはWindowApplicationなので、ウィンドウマネージャから起動します。
    • GNOME端末などを起動し、以下のコマンドを実行します
    • すると、以下の画面が表示されます。
      • デフォルトで「jpn」が選択されていると思いますので、そのまま「OK」を押します。
      • 「次へ」を押します。
      • ※ここで文字が化けている場合は、Javaでの日本語表示が上手く出来ていない可能性があります。ここのページを参考にして、Java上で日本語フォントを使用可能にします。なお、私の環境には「kochi〜」というフォントファイルが無かったので「sazanami-gothic.ttf」と「sazanami-mincho.ttf」を使用しました。
      • 「次へ」を押します。
      • 「ライセンス利用許諾に同意します」を選択し「次へ」を押します。
      • インストール先に特に問題が無ければ、そのまま「次へ」を押します。
      • 確認メッセージが表示されるので、問題が無いことを確認し「了解」を押します。
      • どのインストールタイプを選ぶかは任意ですが、ここでは「all」を選択し「次へ」を押します。
      • インストールされるコンポーネントの詳細が表示されます。とりあえず全部入れてみるので、そのまま「次へ」を押します。
      • コンフィグレーション名を設定します。ここではデフォルトの設定(default)を使用しますので、そのまま「次へ」を押します。
      • 「Isolation and Call by Value Semantics」の設定を行うか選択します。「複数の配備したアプリケーション間でクラスを共有するかしないかを選択するもの」らしいですが、スタンドアロンで使用する上では無くても特に問題ないようなので、ここではデフォルト(チェック無し)のまま「次へ」を押します。
      • JMXの設定と管理ユーザのアカウント/パスワードを設定します。JMXはよくわからないのでデフォルトのまま(チェック無し)、管理ユーザの設定は任意に設定し(私の場合はローカル環境なのでデフォルト[admin/admin]を使用)「次へ」を押します。
      • ここまでの選択内容がサマリ表示されます。問題が無ければ「次へ」を押します。
      • インストールが開始されます
      • インストールが完了しましたので「次へ」を押します。
      • インストールが正常に終了しましたので「FinishPanel.done」を押しインストーラを終了させます。
  3. JBossの実行用アカウント作成
  4. JBossの起動確認
    • 以下のコマンドで、JBossを起動します
      • # su - jboss
      • $ cd /usr/local/jboss-4.0.3SP1/bin
      • $ sh run.sh
        • コマンドの最後に「&」をつけてデーモン起動してもよい。
    • 「Started in 1m:30s:149ms」といったようなメッセージが表示されれば起動完了です。
    • WEBブラウザで「http://localhost:8080/」にアクセスし、以下のようなページが表示されることを確認します。
      • JBossのデフォルトのポートは「8080」です。
      • JBossをセットアップしたホスト以外からアクセスする場合は、localhostではなくホスト名またはIPアドレスを入力してください。
      • ファイアウォールを有効にしている場合は、適切なルールを設定するか、停止して確認して下さい。
  5. JBossの終了
    • 以下のコマンドで、JBossを停止します
      • $ sh shutdown.sh --shutdown