J2SE 5.0 JDK のセットアップ on FedoraCore5


脱RPM中。rpmを使わずにJDKをセットアップしてみましょう。

環境

  • Fedora Core 5(x86-32bit)
  • rpmは使わずに、バイナリインストールします

注意

  • gcc-javaGCJGCCJavaコンパイラ
    • FedoraCore5の標準セットアップだと、既にGCJがセットアップされています。
    • GCJはSunのJavaコンパイラと異なり、Javaプログラムを実行前にネイティブコードに変換するコンパイラです。
    • つまり、バイトコードではなくネイティブコードを生成します。
    • GCJコンパイルしたバイナリの実行にはJVMは不要ですが、代わりに「libgcj」というライブラリが必要になります。
    • とりあえず、世間一般のJava物を扱うには、別途 SunのJDKを用意したほうが無難でしょう。

セットアップ手順

  1. JDK 1.5 のダウンロード
    • インストール先は任意ですが、今回は「/usr/local」以下に配置します。「/opt」やその他でも構いません(環境変数(PATH や JAVA_HOME)の設定が変わるだけです)。
    • Sunのサイトの「JDKのダウンロード」をクリックします。
    • 「Required: You must accept the license agreement to download the product.」の項目で「Accept」をクリックします。
    • Linux Platform - J2SE(TM) Development Kit 5.0 Update 6」の「Linux self-extracting file」からアーカイブをダウンロードします。
    • 2006/04/26 時点のアーカイブは「jdk-1_5_0_06-linux-i586.bin」です。
    • ダウンロードしたファイルを「/usr/local」に配置します。
    • wget コマンドでアーカイブを取得する場合は、以下のコマンドを実行します。
      • $ su -
      • # cd /usr/local
      • # wget -O 【保存ファイル名】 【上記ダウンロードサイトアーカイブのURL】
        • URLによっては、保存ファイル名が長くなりすぎてwgetがエラーになるため、「-O」オプションで適当な保存ファイル名を指定するとよいでしょう。
  2. インストール
    • # /bin/sh ./【保存したファイル名】
    • 上記コマンドを実行すると
    • のように表示されるので、最後までスクロールし
      • Do you agree to the above license terms? [yes or no]
    • と表示されたら「y」を入力し、Enterを押すとアーカイブの展開が始まります。
    • 「Done.」と表示されれば展開終了です。
    • 今回は「/usr/local/jdk1.5.0_06」に配置されたことになります。
    • ダウンロードしたアーカイブは、不要なら消して下さい。
  3. 環境変数の設定
    • ~/.bash_profile などに以下を追加します。
      • export JAVA_HOME=/usr/local/jdk1.5.0_06
      • export PATH=$JAVA_HOME/bin:$PATH
  4. 確認
    • 以下のコマンドで、正しくインストールされていることを確認します
      • # source ~/.bash_profile
      • # java -version
    • 以下のようなメッセージが表示されれば、インストール完了です。
      • Java(TM) 2 Runtime Environment, Standard Edition (build 1.5.0_06-b05)
      • Java HotSpot(TM) Client VM (build 1.5.0_06-b05, mixed mode, sharing)

参考リンク